精密なGPS情報を使い 迅速な海底測量が可能に

精度が高い海底の地形や地層のデータや画像を得るためには、正確な位置で情報を集める必要があります。
SIP海洋統括プロジェクトチーム 松本 宙 特任技術主任:
「海底の地形調査をする場合に、10センチ、1メートルずれると測量がずれてしまいますので、そういった繊細な調査をするためには、正しいGPS位置情報を海中に伝える必要もあるんですけど、そういう役目も果たしています」

『かいくう』は、複数の水中ドローンの位置を同時に見守ることもできます。
それぞれのドローンは互いに連携し列を崩さず動くため、広い範囲の海底データを正確に一気に集めることができます。
今後、最大10機での運用を目指しています。

長崎大学 山本 郁夫副学長(工学部教授):
「やっぱり複数で動くと、たくさんのデータを群で取ることによって、比較的短時間で様々なデータを、広い面積をカバーできるということで、メリットがあると思います」