海中自律ドローンの情報を“音波”で受信 衛星中継する無人船

先日開かれた“海のドローン”の最新技術を紹介する講演会には、県内外からおよそ300人が参加しました。

長崎大学副学長・大学院工学研究科(ロボット工学専門)山本 郁夫教授:
「(海のドローンは)空とリンクして、人類の経済活動の拡大につながっております」

講演会で紹介されたのは、海中のドローンを見守る“海と空をつなぐ船”です。

SIP海洋統括プロジェクトチーム 松本 宙 特任技術主任:
「態勢できたので、よーい、てい!」

予め決めたルートに従って動く無人船『かいくう』
連続5日間、時速10キロまでの速さで走ることができます。

SIP海洋統括プロジェクトチーム 松本 宙 特任技術主任:
「『かいくう』は、海中にいる自律型無人探査機の“おもり”をする無人中継機になります」

「かいくう」は、海中ドローンからの位置情報を“音波”で受け取り、“電波”で衛星に送り、地上に届けます。

SIP海洋統括プロジェクトチーム 松本 宙 特任技術主任:
「今はWi‐Fiを使っているんですけど、Wi‐Fiがない場所=地球上の海のどこでも使えるようになっていますので、“衛星アンテナ”を使っています」