存続求める市民は “歓迎” 松山の陸上競技場再配置を再検討

再配置が検討されている長崎市松山陸上競技場の存続を求める市民団体は、鈴木市長が計画についての再検討部会を設置する方針を示したことを歓迎しています。

長崎市営松山平和運動公園を守る会 佐藤 悟会長:
「いやーもう飛び上がるほど嬉しかったです」

長崎市松山陸上競技場の存続を求める活動をしている市民団体の佐藤 悟会長は、鈴木市長『松山陸上競技場などの再配置に関して、慎重・丁寧な議論が必要であるとして “再検討部会” を設置する”考え』を示したことを歓迎しています。

佐藤 悟さん:
「やっぱ今まで市民の声は無視されてきましたからね。受け入れてくれる市長がやっと出たなと。
市民の声を聞いてくれる市長が出たということは本当に嬉しく思います。子どもたちが喜ぶと思いました」

長崎市の松山陸上競技場は芝生の広場と一周600メートルの外周路、400メートルトラックを備えています。

この場所は県の『長崎南北幹線道路』の計画で、“市民プールの移転先”として予定されています。
これにより400メートルトラックの現地での存続は不可能とされています。

佐藤 悟さん:
「色んな意味で必要なんですよ。電車・バスで自由に来れるし(松山陸上競技場やったら)自由にみんなが使えるし。
色んな人との学校間の交流とかお年寄りとも交流があって」

市民団体では鈴木市長の発言で『陸上競技場の再配置計画』に“一時的にブレーキがかかった”と受け止めており、今後、再検討部会の人選と協議内容について注視していきたいとしています。