最近まで佐賀のイチゴといえば『さがほのか』というあまく酸味の少ない品種が主流でした。しかし、この品種にはある欠点がありました。


佐賀県園芸農産課 山田修平 係長:
「寒くなってくると『さがほのか』は色が薄くなる。例えば東京とかで売り場に並べたときにやっぱり他の県のイチゴと比べると明らかに色が薄いっていうのが課題ではありました」

2010年、佐賀県は他県に負けないイチゴを生み出そうと新品種の開発を始めます。

目指したのは鮮やかな色の『売れる』イチゴ。そして7年の歳月を経て生まれたのが中まで赤い「いちごさん」です。