企業の人手不足が課題となるなか、若者が魅力を感じる職場をつくるための企業の取り組み事例を共有する報告会が13日、長崎市で開かれました。

この報告会は “若者の地元定着”を図る長崎市の事業の一環で開かれたもので、今年度、市の支援を受けた2つの事業者が取り組みを報告し、オンラインで60人以上が視聴しました。


このうち、長崎南山認定こども園は、職場の改善に向けた意見を『付せん』で貼り付けるボードを新たに取り入れたことで 職員が安心して意見を出せるようになったことなどを報告しました。

長崎南山認定こども園の担当者:
「自分で手を上げて言ってくださいっていってもなかなか言えない現状があったんですよね。その中で、ぱぱぱぱっと意見が出るようになってきたというところがすごく変わったところ」

長崎市雇用政策課 末永 雄大さん:
「いま全国的に売り手市場と言われる人材確保が難しい状況にございますので、事例報告を参考にしていただいて、市内の企業様にも若者が魅力に感じるような “時間や場所にとらわれない働き方” を取り組んでいただけたら」

長崎市では来年度以降も企業向けのセミナーなどを通じて地元企業の魅力を高め、人材の流出に歯止めをかけたいとしています。