長崎県長与町の温浴施設「ゆりの温泉」の運営企業が25日、事業を停止し、破産申請の準備に入ったことが分かりました。

25日をもって閉店した「ゆりの温泉」

破産申請の準備に入ったのは、長与町の温浴施設「ゆりの温泉」を運営していた長崎エンタープライズで、東京商工リサーチ長崎支店によりますと、25日をもって事業を停止したということです。負債総額はおよそ2億6400万円とみられています。

長崎エンタープライズは2004年4月に設立され、長与町高田郷で「ゆりの温泉」を運営していましたが、近隣の同業施設との競合やコロナ禍の影響で営業環境が悪化。2025年3月期の売上高は約7,400万円に留まるなど、収益面で低迷が続き、自力での再建は困難と判断したとみられています。