調理中に触るスマホが食中毒の危険因子に

詰める時にも注意が必要です。

加藤さん:
「お弁当箱は汚い手で触らない。綺麗に洗いましょう。でも洗った後に、ちょっとスマホ(を操作)…とか、ありがちですよね途中で。スマホは結構、雑菌が多いんですよね」

『汚れた手で詰めた弁当』と『清潔な手で詰めた弁当』との比較画像です。汚れた手で詰めた場合、ブラックライトを当てると、白っぽく光る部分が確認でき、菌が広がっているのが分かります。

おかずは出来る限り『小分け』に

さらに、おかず同士をくっつけると水分が出やすくなるため、『小分けにする』ことも大切です。
加藤さん:
「(おかずごとに)容器をたくさん使うのが嫌っていう人もいるじゃないですか。だから互い違いに(小分け用の)カップを入れてね。くっつかなければいいんですよ」

『お弁当カップ』によっては、おかずを分けるだけでなく、水分も吸収してくれるものもあります。

加藤さん:
「健康な体に少しの菌が入っても、やはりそれは人間の治癒力・抵抗力があるので、そこは頑張ってくれるんですけども、体力が落ちたり、免疫力が下がると、食中毒にもかかりやすくなります。ベースとして ”健康” を保つことがまずはとても大切です」

改めて食中毒予防の3つのポイントです。
● 手や調理器具の洗浄・消毒を行い、菌を「つけない」ようにする
● 調理後は冷やして保存し、できるだけ早く食べて菌を「増やさない」
● 食材をしっかり加熱して、菌を殺す「やっつける」

2022年7月19日に配信した記事を一部編集・再配信したものです。