「将来こうしたい」につながる・確認できる日

勉強以外のことに、自宅でチャレンジをした生徒もいます。東高1年の渡邉丈氣さんがこの日、取り組んだのは『あじさいの花の色は、どうやって決まるのか?』を調べる実験でした。

渡邉丈氣さん(長崎東高校 1年):
「中学の時は、休日は実験をしようっていうのが、小学校の頃は多少はしてたんですけど、中学生になって全然してなくて、チャレンジデーができたんでやってみようってことで今実験をし始めてます」

高校の部活では理学部に所属し、将来は薬の開発に携わりたいと考えている渡邉さん。これからもチャレンジデーは、自分の将来につながることのために使っていきたいと考えています。

渡邉さん:
「授業でもない、休日でもないっていう日が《1日の過ごし方》をどうすればいいかを考えるきっかけにもなるんで。休日はこうしてみようみたいな予定の立て方がわかるし。実験みたいなのを通して『自分でこういうことがしたいんじゃないか』っていう確認もできるので、これからも設けてほしいなと思っています」

生徒・教師がそれぞれ自分で計画を立てその計画に基づいて1日を過ごす「ひがしチャレンジデー」学校では今年1年間は「試行期間」として様々な検証を行いながら、よりよいものに改善していきたいとしています。

県教育委員会では、今日紹介した「ひがしチャレンジデー」のような生徒の自主性を高める学校づくりと教員の働き方改革を推進している4つの県立高校を「イノベーションハイスクール」に指定し、その取り組みを支援しています。

教員の働き方改革(1):教職員のなり手不足問題「自分の時間なさそう」「一般企業考えている友達結構いる」教育学部の学生と意見交換