DXで何をやりたいのかきちんとした“戦略”を


長崎市にあるDX関連のコンサルタント業務を担う「スライベックス」。毎月、県の内外から3~4件の相談が寄せられています。

スライベックス 前原成美エグゼクティブマネージャー:
「昔からのシステムがどういうシステムになっているかわからないので『どこから手をつけていいかわからない』とか、そのまま使われている『昔の技術を触れる人材が退職したり、いなくなってしまったため保守ができない』『どうすればいいか』とご相談をいただくことが多くあります」
スライベックスでは、まず相談企業の仕事の流れを整理し《課題を見える化》しています。その上で、システムの改善点を提案しています。

前原エグゼクティブマネージャー:
「この(仕事の流れを示したフローチャート内の)“赤い注意マーク”が《何回も何回もデータをやりとり・重複》していたりですとか《同一書類のフォーマットが担当者ごとに乱立》しているような状態を示しています。戦略を一緒に立てていくっていうようなところからサポートさせていただいております」
見えてきた課題を踏まえて、デジタル戦略をどう組み立てていくか。スライベックスでは企業とともに、新たなシステムを作り上げます。

前原エグゼクティブマネージャー:
「デジタル化の波の中で自分達がどういう風にやりたいのかっていうのを考えた上で、《DX戦略》や《デジタル化の方針》で“何を変えるのか”っていうところを考えていただけることが一番大事なのかなと言う風に思っております。デジタル技術を使って、皆さんが繁盛できるようなシステム作りであるとかそういうサポートができればいいなという風に思っております」
【住】県内でDX化をサポートする企業は多いんでしょうか?
【平】サポート企業はまだまだ少ないそうです。そうしたこともあり、県では、昨年度からDXのサポート企業を増やす取り組みを始めました。