「2025年の崖」解決すべき2つの課題

【住】どのくらいの影響があるのでしょうか?
【平】2025年に《稼働が21年以上となるシステム》は国内企業のシステム全体の6割を占めると予想されています。

【住】具体的に、何が問題となっているんでしょうか?
【平】問題になっている点は大きく2つです。

一つ目は《既存システムの老朽化・複雑化・ブラックボックス化》です。これまで使っていたシステムが技術的に古くなったり、度重なるカスタマイズなどで複雑化していたり、社内の限られた人しか業務内容を把握できていないことなどで《ブラックボックス化》していることです。こういった古いシステムを一般的に《レガシーシステム》と言いますが、それが足かせになって、世の中の変化に対応した新しい機能が導入できないという問題が起きます。

二つ目は《IT人材不足》です。

これまでのシステムに詳しい人材が定年退職時期を迎えていて、昔のシステムが分かる人がいなくなっているという問題です。先進の技術を学んだ若い人材を確保できたとしてもシステムが古いままだと、能力が活かしきれません。

【住】できる限り早く、対策を取る必要がありますね。

【平】1つ目の「古いシステム」の問題解決をサポートする企業が長崎市にあります。課題解決のためには、社内の業務を整理することが大切なんだそうです。