観光客の声から浮かぶ“課題と改善点”

【平】商工会議所観光振興大会だけでなく、今年から来年にかけては──
9月28日~10月1日「日本スポーツマスターズ」
10月14日「長崎スタジアムシティ開業」
2025年9月14日~11月30日「ながさきピース文化祭」など、多くのイベントが予定されています。

多くの人が長崎を訪れるこの機会に、いかに長崎のファンになってもらうか、そしてリピーターになってもらったり、口コミやSNSで広めてもらうことが、今後の観光にとって非常に重要です。では、今の長崎に足りないものは何なのか?観光客の方に話を聞いてきました。

名古屋から:
「稲佐山に行ってきたんですけど、無料バスに乗っていってたんですけど乗り場がちょっとわかりづらくて。ネットで見られなかったので」

「(無料バスを)予約しなきゃいけないのがちょっと手間だなと思った」

埼玉から:
「坂の町じゃないですか。なのでベビーカーとか車いすの方とかが上手く回るようにできているのかなっていうところが心配というか気にしているところではあります。(逆に)坂だったり階段が多い細道が多かったりするので、“裏道が魅力”だったりする」

兵庫から:
「紙のマップが欲しいです。距離感が分からなくて。結構どこのお店も置いてあったらいいのになと思います」

東京から:
「路面電車の乗り方がよく分からない。路面電車の近くに横断歩道があったら嬉しい」

台湾から:
「ショッピングモールがもっと遅くまで開いていたらいいのに」

ポーランドから:
「唯一の問題は、ここには英語を話せる人が少なく、それほど上手に英語を話せないことです」
「バスが難しい。ここにマップがあるが、バスのことは書かれていない。外国人観光客にとても理解できないよ。ここは改善できると思う」

【豊】生の声を聞くと、改善点が見えてきますね。
【平】観光客の声にもあったとおり『二次交通の案内のわかりにくさ』については改善の余地がありますし、観光案内所の増設や機能拡充も必要だと思います。これについては、観光地や街のお店のホームページなどにあるアクセスの案内を更新していくことも必要ですね。

さらにDX化も重要です。全く現金を持っていない外国人旅行客がかなり多くなっていますので、お店や公共交通機関ではクレジットカードやQRコードで決済できるようにしなければならないと思います。