旅行スタイル「団体から個人へ」消費行動は “多様化”

【平】この大会は、全国持ち回りで開催されていて、日本商工会議所が、各地の商工会議所と観光・まちづくりによる地域振興をテーマに、事例発表や情報交換を行います。今年の開催地は、水戸市で、先月開かれた大会に私も行ってきましたが、来年の長崎大会に向けたヒントも随所に見られました。
先月、水戸市で開催された「観光振興大会」には全国の商工会議所などから、およそ2,000人が参加。会場には納豆や地酒など特産品を展示販売するコーナーが設けられていました。
旅行スタイルが“団体”から“個人”へと変化し、“消費行動が多様化”する中、地元ならではのコンテンツをどのように生み出し活用するか。


“地元の歴史”や“食材”を生かしたコンテンツ開発に取り組む水戸の事例を参考に、参加者が意見を交わしました。

また、大会では、来年の長崎大会のPRも行われました。

長崎商工会議所 森拓二郎 会頭:
「テーマは、ふるさとの光を観(み)つけに!長崎遊学」
長崎観光の魅力発信にもつながることが期待される来年の大会。今後の観光振興に向けた一つの試金石となりそうです。
【豊】平家さんは実際に参加してみて、気付いた点はありましたか?

【平】会議の内容もさることながら、街を歩いていて気づいたのですが『観光案内板』がしっかりしていることに目がとまりました。具体的には、看板が新しいことと、多言語表示がなされていたことです。多言語表示については、日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)の5か国語で書かれていましたが、今のインバウンド旅行者をみると、この5か国語は必須です。
【豊】来年の長崎大会に向けて、この1年間で受け入れ体制をしっかり整えておきたいところですね。