発がん性が懸念されている有機フッ素化合物「PFAS」の緊急調査について、宮崎県が中間報告を発表しました。
県内では今のところ、国の指針値を超えた河川や地下水はありませんでした。

先月から始まったこの緊急調査は、県内全域を対象に河川や地下水に含まれる有機フッ素化合物「PFAS」の濃度を測定するものです。

県の中間報告によりますと、これまでに調査が終わった県内の58地点では、国の指針値を超える濃度が検出された地点はなかったということです。

「PFAS」は、発がん性が懸念されていますが、工業分野や日用品など幅広く利用されていて、全国各地で国の指針値を超える濃度が検出されています。

県は、今年度中にあわせて158地点を調査することにしていて、国の指針値を超える結果が判明した場合には、速やかに公表するとしています。