地震発生から3週間以上が経ちましたが、被災地では、住民たちの心のケアも重要になっています。
新たに、宮崎県の精神科の医師や看護師などのチームが石川県へ派遣されることになりました。
派遣されるのは、災害派遣精神医療チーム「DPAT」で、精神科医や看護師、それに精神保健福祉士で構成する6人の隊員です。
24日は県立宮崎病院で出発式があり、嶋本富博院長が「心に残る支援をしてほしい」と隊員たちを激励しました。
隊員たちは、石川県庁に設けられているDPATの調整本部で被災地のニーズを確認したり人員を調整したりして、住民らの心のケアに関する体制づくりにあたるということです。
(宮崎大学医学部精神科 古郷央一郎医師)
「少しずつ(支援の)隊が減っていくフェーズなので、何とかローカルのDPATだったり、あとは医師会だったり、そういうところで回せるような支援体制を作っていく」
(「DPAT」隊長・県立宮崎病院精神科 小金丸剛医師)
「心の健康状態をまずしっかり把握して、私たちができることで支援していけたら」
能登半島地震で、県の「DPAT」が派遣されるのは今回が初めてで、隊員たちは、25日に宮崎を出発し、26日から3日間、活動する予定です。