先月、日本一に輝いた南九州大学、レスリング部の2人の選手に注目します。さらなる高みを目指し、日々奮闘する若きアスリートを取材しました。

一度は廃部となったものの、2020年に復活した南九州大学レスリング部。


すべての力を出し切るという意味が込められた「ALLOUT」の合言葉をもとに、全国から集まった選手たちが日々、練習に励んでいます。



(竹田展大 監督)「実際に成績はすごく残してきたがまだまだ今から若いチームなので上がっていかないといけないと感じている。」


そんなレスリング部で今、勢いに乗っているのが3年生の持永聖愛 選手と1年生の吉田千沙都 選手です。

2人は先月東京で行われた全日本インカレで、創部史上初めて優勝を果たしました。


(持永聖愛 選手)「優勝したときの1番始めの気持ちとしては安心。よかったという気持ちだった」


大阪府出身で68キロ級の持永選手がレスリングを始めたのは8歳のとき。
高校時代は1勝もすることができず、悔しい思いをしてきましたが、大学では仲間とともにひたむきに練習を続け、見事、日本一をつかみました。

(持永聖愛 選手)「(自分は)結構メンタルが弱くてすぐに落ちちゃうことがあるが、今も自分がレスリングを大学でも続けてこれているのは本当にチームメイトのおかげだからチームメイトがいなかったら今の自分はいない」


大学生チャンピオンとなった持永選手。次の目標は?

(持永聖愛 選手)「今後の目標としては全日本という大きな大会で学生としてチャンピオンになること」