宮崎県内の人やもの、出来事などに注目する「コレCheck!」、食卓に欠かせないしょうゆに注目します。
今回紹介するのは、普通のしょうゆではなく、特定の食材専用のしょうゆです。

最近は「卵かけごはん」専用とかありますが、宮崎生まれの「ある食材専用のしょうゆ」、いったいどのようなものなのでしょうか?

伝統野菜「佐土原ナス」専用


しょうゆをかけているのは、宮崎を代表する伝統野菜、佐土原ナス。

これは、佐土原ナスのために商品開発されたその名も、「佐土原ナスsauce(ソース)」(540円)です。



先月から、販売が始まったこのしょうゆ。企画したのは、野菜の通販サイトを運営する服部学さんと、商品開発などを手掛けている古川里一郎さんです。

きっかけは、新型コロナでした。

(yao 服部学社長)
「(コロナ禍で)佐土原ナスの消費がやっぱり落ち込んでしまったっていうのを生産者の方々からも聞いていて、そのときに、一緒に佐土原ナスを美味しく食べられるようなアイテムがあれば、食べてもらえるのではないかと思いました」



佐土原ナスソースの最大の特徴は、カツオの出汁が効いていること。

原料には、延岡市島浦町で加工された鰹節が使用されています。その狙いについて、製造している都城市の老舗醤油蔵の担当者は。



(持永醸造 持永芳崇専務取締役)
「鰹節を使用することによって、佐土原ナスで鰹節をかけなくても、おいしくいただける商品として、開発しました。ぜひ手に取っていただけたらと思います。」

おすすめは「あつあつ とろとろ」の焼きナスに


おすすめの味わい方は、やっぱり、あつあつ、とろとろの焼きナス。佐土原ナスとの相性について、生産者は



(宮崎市佐土原ナス研究会 川島美水会長)
「おいしいです。甘くて佐土原ナスになじんでいると思います」
(宮崎市佐土原ナス研究会 長谷川秀行事務局長)
「だしがきいてておいしい。手間がいらなくてすぐ食べられるので」

生産者も太鼓判を押す「佐土原ナスsauce(ソース)」。焼きナス以外にも、中華和えや天つゆなど、幅広く利用できるということです。

(Riichirou Produce 古川里一郎さん)
「この商品が、佐土原ナスの隣にある、絶対あるような商品にしたいですし、佐土原なすと、このタレが一緒に羽ばたいていければなというふうに思ってます」