「ごみ」について取り上げます。宮崎市の場合、回収するごみのうち、原則、縦、横、高さのいずれかが1メートル以上あれば、粗大ごみとなります。


ただし、テレビや冷蔵庫といった家電製品や、自転車、ソファなどは「指定品目」とされていて、大きさに関係なく粗大ごみに分類されます。

その粗大ごみですが宮崎市では、ここ数年の間に収集件数が急増しています。取材班が、背景を探りました。

宮崎市のエコクリーンプラザみやざき

(垣内沙耶記者)
「粗大ごみをのせたトラックが入ってきました。マットレス、ソファ、タンスなどたくさん詰め込まれています」


こちらの場所には、各家庭から出された粗大ごみが集められる。その種類はさまざまだ。

宮崎市によると、粗大ごみの収集件数はここ数年間で急増。
2017年度は5909件だったが、昨年度は9231件と6年前の1.6倍にまで増えている。

急増した背景には何があるのだろうか。宮崎市の担当者は…

(宮崎市環境業務課 児玉義信課長)
「コロナ禍で家の片付け等を行って、その分の件数が増えたというのも一因にあるかと考えている」

コロナで・・・

実際に、街の人からは、コロナ禍で、家の片付けや買い替えを進めたという声が多く聞かれた。

(街の人)
「今、大学生なんですけど、古い教科書とかをためてたのを全部捨てちゃいました」
「テレビとブルーレイディスクを買いました」
「自分の時間が増えたので、服とか断捨離をかなりしました」


また、買い替えの増加を裏付けるようなデータとして、大型インテリアショップを手がける「宮崎ながの」では、ここ3年間の年間の売り上げがコロナ禍以前と比べておよそ10%アップしたという。
特に、ソファを購入する人が多かったそうだ。


さらに、宮崎市内のリサイクルショップを取材すると、ある傾向も見えてきた。