先月、都城市の交差点で車が出合い頭に衝突する事故が発生し、元プロ野球選手の入来 智さんが亡くなりました。
その現場の交差点ですが、見通しが良いにもかかわらず事故が多発しています。
なぜ、事故が相次ぐのか原因を調査しました。

事故現場は見通しのいい交差点

先月10日の夜、都城市野々美谷町の交差点で、軽乗用車と普通乗用車が出合い頭に衝突する事故が発生。
軽乗用車を運転していた元プロ野球選手の入来 智さんが亡くなった。


(長友幸生記者)
「事故現場は見通しのいい交差点で、普通乗用車側の道路には、一時停止の標識が設置されています。」


現場は、信号機のない直線道路が交わる交差点。辺りには田畑が広がっている。
視界をさえぎるようなものも特に見当たらないが・・・

(志和池地区麓公民館 小野修一館長)
「ここの交差点でかなり事故も、1年に何回も起きてるもんで…」

「ここに止まれがあるとは知らなかった」

実はここでは、以前から交通事故が多発。

警察によると、過去3年間に人身事故と物損事故があわせて10件発生したほか、今月16日にも車が出合い頭に衝突した。


(事故を目撃した男性)
「後ろから来た車がそこ(交差点)で追い越しをかけた。『えー!ここにきて追い越しかよ』と思って、それで東側から来た車に当たった。当たられた車は2回転回って電柱にぶつかって止まった」


男性によると、事故をおこした運転手は県外の人で、「ここに止まれがあるとは知らなかった」と話していたという。


なぜ、この場所で事故が多発しているのだろうか。