「心配しすぎて、おかしくなっちゃうと困る」母に宛てた手紙
これは、親元を離れ、県外の高校に進学していた夕眞さんが、当時、母の千代さんに宛てた手紙です。

「あまり驚かないで聞いてほしいんだけど…率直にいうと、自分は性同一性障害かもしれない。小学生のときから恋愛対象は女の子だったし、自分が女扱いされるのはイヤだった。でも、これから何があっても家族は家族だし これからも、いままでどおりでいてほしいです」


(母・齊藤千代さん)
「私がこれを読んだことで…(涙)『おかんがおかしくなっちゃう』心配しすぎて、おかしくなっちゃうと困るということが書いてあって、だから、自分は自分だし、育ててもらったことには感謝しているということが書いてある。そこを読みだしたときは、泣けてしまってどうしようもなかった」
