宮崎県は、31日、伝染病に強い抵抗性を持つ種雄牛が判明したと発表しました。
産まれる子牛に確実に抵抗性を受け継ぐことができる種雄牛の判明は国内で初めてです。
牛伝染性リンパ腫ウイルスに強い抵抗性を持つと判明したのは、県が所有する種雄牛「富士蜜龍(ふじみつりゅう)」です。
牛伝染性リンパ腫は感染しても多くが発症しないものの、発症すると最終的には死に至るため、農家に大きな経済損失をもたらしますが、治療法やワクチンはありません。
こうした中、県と宮崎大学の共同研究の結果、県が所有する種雄牛61頭のうち、8頭が抵抗性遺伝子をもつと判明。
その中で「富士蜜龍」だけが、確実に子牛に抵抗性遺伝子を受け継ぐことがわかりました。
これは、国内で初めての事例だということです。
抵抗性遺伝子を持つ牛は、病気の発症が大幅に低下するため、農家の経済損失の低減や、子牛の付加価値の向上が期待されます。
(宮崎県畜産振興課 嶋田隆次課長)
「本県の畜産の生産性向上に大きく貢献できるものと確信しております」
県は、今後、県家畜改良事業団や宮崎大学と連携し疾病メカニズムの解明や、抵抗性遺伝子を持つ新たな種雄牛を作り出すことに取り組む方針です。







