中東情勢の緊迫化による原油高は、宮崎県の特産品で高級食材の「キャビア」の生産にも影響を与えています。

日南市でチョウザメを養殖している業者を取材しました。

(廣末圭治記者)「日南市の豊かな自然の中で作られているのがこちらの日南キャビア。しかし今、中東情勢の緊迫化の影響を大きく受けているといいます」

日南市の建設会社「中幸組」が8年前から生産を始めたキャビア。日南市北郷町でチョウザメおよそ7000匹を養殖していて、加工から熟成、販売まで全てを手がけています。

会社を経営する中村幸司さんは、原油高の影響で今後、上昇が見込まれる電気代が、養殖に大きく影響するのではと懸念を抱いています。

(中幸組・中村幸司社長)「酸素がなければ魚は大きくならない。電気を使って機械でエアー(酸素)を作り水をくみ上げる。電気代だけでも(現在)年間500万円から600万円」

また、原油高は、チョウザメのエサにかかる経費にも重くのしかかるといいます。

(中幸組・中村幸司社長)「(エサは)関西の工場と取引しているので年間10数回運んでもらわないといけない。エサ代が今のところ年間900万円くらい。燃料関係の影響でまだ今から厳しくなる」

状況が苦しくなる一方のチョウザメ養殖。

しかし、キャビア市場で大きくシェアを占める中国産の低い価格に対抗するため、価格転嫁は難しいといいます。

(中幸組・中村幸司 社長)「戦争をやめてもらって油関係が満遍なく入るような流れを作ってほしい」