宮崎県知事選挙、各陣営の終盤戦の取り組みを、取材にあたっている税田奈緒子記者に聞きます。
(聞き手:川野武文アナウンサー)
(川野AN)
選挙戦、終盤に入って、各陣営、熱が入っていますが、まず東国原氏の動きはどうでしょうか。
(税田記者)
東国原氏は政党や団体からの推薦をほとんど得ず、草の根の選挙戦を展開しています。
選挙戦の前半は、街頭演説などの冒頭で「1期で退任した理由」など過去の経緯を説明していましたが、選挙戦後半に入って自身の政策を訴えることを重視しています。
中でも、「宮崎のブランド力」「宮崎の存在感」を上げるというキーワードを多く使用していて、「県政の変革」を訴えています。
また、投票率の向上が当落のカギを握るとみていて、浮動票や若者の取り込みを図りたいとしています。
(川野AN)
続いて、河野氏の陣営は、いかがでしょうか。
(税田記者)
河野氏は、経済10団体や企業・団体などからおよそ400の推薦を取り付け、組織戦を展開しています。
選挙戦の前半は自身の3期12年の県政運営について「安定・堅実な県政」と表現し、「これは停滞ではなく、安定のもとでの成長を達成してきた」と訴えています。
中盤に入り、陣営側は東国原氏の追い上げに危機感を感じていて、推薦を得た企業や団体の職員などに改めて支持をお願いしているということです。
また、県民の多くの支持を得たうえで当選したいとしていて、投票率50%を見据えたうえで高い得票率を目指したいとしています。
(川野AN)
最後にスーパークレイジー君氏は、いかがでしょうか。
(税田記者)
スーパークレイジー君氏は、「草の根」での活動に力を入れています。
トレードマークの派手な衣装で街を歩いて回るなど、地道な活動をしています。
また、政策として訴えている子育てしやすい環境づくりだけではなく、自身の知名度を生かして、若い世代に投票に行くことを呼びかけています。
前回の知事選の投票率は「33.9%」と過去最低となりました。
これからの宮崎のかじ取り役を選ぶ大切な選挙です。
いま、候補者、SNSでも政策などを発信しています。それぞれの政策を確認して、投票に足を運んでほしいと思います。