平デジタル大臣は5日、派閥の研修会で“総裁選の前倒し”に賛成する考えを表明した麻生最高顧問を念頭に、「派閥を残した人達が流れを作るのは自民党が先祖返りしてしまう」と批判しました。

自民党では“総裁選の前倒し”の是非を問う手続きが進められていますが、麻生最高顧問は3日、自民党で唯一残る麻生派の研修会で、「総裁選挙の前倒しを要求する書面に署名し、提出すると決めている」と話しました。

これを念頭に、平デジタル大臣は5日、派閥政治に“先祖返りしてしまう”と批判しました。

平将明・デジタル大臣
「派閥なくそうと、党を改革しようとしている中で、派閥を残した人たちが得をするとか、流れを作るということでは、自民党が先祖返りをしてしまうという感想を持ちました」

“総裁選前倒し”を求める書面の提出日となる8日を前に、党内の対立も激しくなっています。