しめ縄発祥の地とされる宮崎県高千穂町の天岩戸神社では、ご神体の天岩戸のしめ縄を張り替える神事が行われました。
これは、神話に描かれた「天岩戸注連縄張(あまのいわとしめなわはり)神事」を伝統行事として後世に残そうと、おととしから行われているものです。
張り替えるのは、ご神体の天岩戸にかかる長さおよそ20メートルのしめ縄。
天岩戸は地上50メートルの険しい岩壁の中腹にあるため、登山家2人が張り替えを担います。
神事では佐藤永周宮司が祝詞をあげたあと、高千穂高校弓道部の下川由奈さんが鏑矢を放ったのを合図にしめ縄が張られました。
(天岩戸神社 佐藤永周宮司)
「コロナからの復旧と世界の平和を今年は特にお祈りするところかなと思っております。これから先、数年ではなくて、さらにもっと先の何百年後までお祈りするおまつりですので、そのような気持ちでお祈りさせてもらった」
このあと、境内では、演奏や演舞も奉納され、訪れた人たちが楽しんでいました。