中之又神楽の魅力は?「見たら、一番わからないです」
500年以上前から伝わる中之又神楽。
西都市や西米良村の5つの神楽と合わせて「米良の神楽」と称され、国の重要無形民俗文化財に指定されています。


4年前から埼玉大学の大学院生として古事記や神話などを学んでいるイビンさんは、去年、東京の国立能楽堂で中之又神楽の特別公演を初めて目にしました。
(チョウ・イビンさん)
「席は抽選で当たっちゃって、見に行ったら、え、これおもしろいって」

(記者)
「見たことあんまりない?」
(チョウ・イビンさん)
「ないです、ないです」
(記者)
「いろんな研究をしてきたと思うけど、中之又神楽の魅力は?」
(チョウ・イビンさん)
「一番わからないです。中之又神楽を見たら、一番わからないです。難しいというか何をやっている?という感じ。例えば、私が見た神楽は(島根県の)石見神楽。有名でそれすごく有名で大蛇(おろち)の神話からの物語。能みたいな平家の物語とかを演じる感じですごく分かりやすい。で、こっちの神楽を見たら何?って」
(記者)
「面白い?」
(チョウ・イビンさん)
「これで神楽というんだということから、『じゃあ、こっちの神楽は元々の神楽というものだろう』と思いました」











