『誰1人取り残させないぞ』正義の基盤というものを整える必要

ただ、災害時の避難は、行政や福祉関係者だけで成し遂げられるものではありません。
(同志社大学 立木茂雄教授・福祉防災学)
「いざというときの支援は、お隣、近所の方々とつながることが必要なので」

今月16日、宮崎市で開かれた講演会で福祉防災学が専門の同志社大学、立木茂雄教授は「地域」を巻き込むことが個別避難には欠かせないと強調しました。
(同志社大学 立木茂雄教授・福祉防災学)
「当事者として災害を生きる力、当事者力を高めましょうというのが1番。2番目が地域が『とりのこさないぞ』ということで地域の力を高める。3番目は社会はそもそも『誰1人取り残させないぞ』、そういった正義の基盤というものをちゃんと整える必要がある」

災害からすべての人を守るために。
行政、医療福祉、それに地域の連携が求められています。
【参考】
紹介した延岡市の訪問看護ステーションによると、医療的ケア児の避難訓練をしたことで、近所の人たちにも知られるようになり、困った時は助け合おうという繋がりができたということです。

※MRTテレビ「Check!」11月19日(水)放送分から










