11月7日は立冬、暦のうえでは冬の始まりです。宮崎県内では山間部の方で紅葉が始まっているようです。
県内各地ではこれから徐々に紅葉が見ごろを迎えますが、今年は、夏の猛暑からか紅葉の時期や色づきに影響が出ているようです。
(渕雅顕 記者)「こちらえびの高原では駐車場がいっぱいになるほど多くの登山客が訪れています」
秋晴れで、過ごしやすい天気となった7日のえびの高原。
平日にもかかわらず、メインの駐車場は満車になるほど、多くの登山客が訪れました。
(登山客)「紅葉を楽しみにきた。青空で天気がいいからよかった」
登山客のお目当てといえばやはり「紅葉」。
2、3日ほど前から見ごろを迎えていますが。今年は、ある異変が起きているといいます。
(登山客)「紅葉が遅い、特に今年は遅いかな途中で枯れてしまっているのも見受けられる」
えびのエコミュージアムセンターによりますと、今年は暑さが長引いた影響からか、見ごろが例年より1週間ほど遅れたといいます。
さらに・・・
(えびのエコミュージアムセンター・須田淳副所長)「秋になっても暑さが続いていたが、その影響からか木の葉っぱが紅葉する前に枯れてしまう現象が今年も起きている」
ただ、ところによっては、鮮やかな色づきも楽しめるということです。
(えびのエコミュージアムセンター・須田淳副所長)「例えば池巡りコースだとふだんよりちょっとゆっくり歩いて立ち止まりながら見上げたりすると結構きれいなところが要所要所あるので楽しめるのではないか」
えびの高原の紅葉は来週ごろまで楽しめそうだということです。
一方、県北では…
(田尻怜也記者)「あっ、ありました。紅葉です。少しずつ色づき始めているようです」
五ヶ瀬町鞍岡では各地で葉が色づき始め、紅葉のグラデーションを楽しむことができます。
こちらは、標高900メートルにある白滝。
紅葉と滝との共演を楽しめるポイントで、例年だと今の時期に見ごろを迎えますが、今年は暑さや雨が少なかった影響で1、2週間遅れているということです。
そして、こちらでもえびの高原と同じ現象が…
(田尻怜也記者)「あちらの紅葉ですが、よく見てみますと、全体的に枯れているように見えます」(ごかせ観光協会・成松郁実(なりまついくみ)事務局長)「全体がきれいに色づく前に(紅葉の)上部の方が、枯れてしまったりもある」
夏の猛暑が、秋の風物詩にも影響を与えています。







