インバウンド客の増加につなげます。
オーストラリアの旅行会社の担当者が九州各県を視察するツアーが行われていて、一行は、10日、「神話の里」宮崎県高千穂町の魅力を体験しました。

(田尻怜也記者)
「高千穂町の天岩戸神社です。心地よい風と日差しに包まれる中、オーストラリアの旅行関係者が視察に訪れています」

このツアーは、県や県観光協会が九州各県と連携して行っているもので、オーストラリアの旅行会社5社の担当者が参加しています。

一行は、10日、高千穂町の天岩戸(あまのいわと)神社を訪問。境内を巡りながら、神楽殿などを写真や動画に収めました。

また、八百万の神々が集まり岩戸開きの相談をしたという天安河原では、神秘的な雰囲気を感じていました。

(オーストラリアの旅行会社の担当者)
「高千穂は、近年、インスタグラムやティックトックなどのSNSで人気なので、ツアーに取り入れやすいと思う」
「日本人の神話の里を自分の目で見ることができて、本当に思い出になる体験だった。ここから宣伝するので、(インバウンド客が)来ると思う」

ツアーは11日までで、青島や堀切峠など宮崎市内の観光地も巡る予定です。

県は、今回のツアーを踏まえ、参加した旅行会社に対し、県内への旅行商品を企画してもらうよう呼びかけています。