9月28日に投開票が行われる宮崎県串間市長選挙です。
串間市長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、3期目を目指す現職の島田俊光氏(79歳)と、新人で元県議会議員の武田浩一氏(62歳)の2人です。
現職と新人の一騎打ちとなる中、各候補者はどのような政策を訴えているのでしょうか。
(丸山敦子記者)
「8年ぶりに行われる串間市長選挙。有権者はどちらに未来を託すのでしょうか」
(島田俊光候補)
「市民の皆さんの安心安全を必ず守り抜きますので、どうかもう一回チャンスを与えていただきたいと思います」
3期目を目指す現職の島田俊光氏、79歳。
南海トラフ地震などに備えるため、自衛隊と連携して検討を進める防災センターの建設や、人口減少対策として、外国人や若者のUIJターンをサポートする体制を強化したいとしています。
また、今年3月に3人の医師が退職するなど人手不足が深刻化している串間市民病院については、県や大学などと協力しながら医師の確保に努めるとしています。
(島田俊光候補)
「市民が安心して病院に行けるような対策をやっていくのが私たちの仕事だろうと思いますので、それをしっかりと進めていきたい。みんなが団結をしていって、この新しいまち、違った串間市を作りたいと思っています」
(武田浩一候補)
「皆さん、世代交代です。そのために私に力を貸してください」
串間市出身で県議会議員を3期途中まで務めた新人の武田浩一氏、62歳。
選挙戦では、事業の見直しやふるさと納税を倍増させることなどによる財政の健全化に加え、串間市民病院の再建を強く訴えています。
このほか、串間市から「日本初」や「日本一」を作るプロジェクトに取り組むこと、そして、市長室を1階に設けて市民と対話しやすい環境を作りたいとしています。
(武田浩一氏)
「経済も循環させます。人の笑顔とか優しさとかそういうものを循環させていって、住みたい、あそこに住んでみたい、行ってみたいというようなまちになったら最高だなと思いますので、それを串間市民の皆さんと一緒に作っていきたいと思います」
串間市長選挙は9月28日に投票が行われ、即日開票されます。