宮崎大学発のベンチャー企業が生産している魚の卵「つきみいくら」が、ANA国際線ファーストクラスの機内食に採用されました。
ANAからリポーターとしてMRTに出向している大田愛理さんの取材です。
ANA国際線ファーストクラスの機内食に採用されたのは、宮崎大学発のベンチャー企業、Smolt(スモルト)が生産している「つきみいくら」です。
「つきみいくら」は、桜鱒からとれる黄金のいくらのことで、Smoltが開発した自然に負荷をかけない独自の技術により完全養殖で生産されています。
30日は、Smoltの上野賢社長やANAケータリングサービスの森正剛和食料理長らが会見し、「つきみいくら」の採用理由などを発表しました。
(ANAケータリングサービス 森正剛 和食料理長)
「いくらで黄色を表現できるのはすごいなと、私の中では発見でもある、料理の幅が広がった。色目もあって、食感もあって、うまみもある素晴らしい食材で褒めすぎなのかな」
機内では和食メニューの1品として小鉢で提供されることになっているつきみいくら。
そのお味は・・・
(大田愛理リポーター)
「こちらが黄金色に輝く『つきみいくら』です。プチプチと弾けて、うまみが口いっぱいに広がります!」
「つきみいくら」の採用は、そのおいしさに加えて、サステナブルな水産業の認知度向上も図ろうと、ANAとSmoltが連携して実現しました。
Smoltでは、天然資源に頼らない持続可能な水産業を世界に発信したいとしています。
(Smolt 上野賢代表取締役社長)
「世界を視野に地域から始めようと、桜鱒やいくらを世界にどんどん展開しようと、それが今回初めて僕の夢、目標が叶った場でもあるので、まさにこの宮崎という地域、ぼくらの培った技術や生産の思いが世界に飛んでいくのはすごく感慨深い」
「つきみいくら」は、12月1日から2か月間、ANAの国際線ファーストクラスで提供されます。