11日の宮崎県内も気温が30度前後まで上がりました。
長引く残暑や大雨の影響で野菜の価格が高騰していて、スーパーが対応に追われています。
(三浦功将記者)
「青果コーナーは、全般的にこのところの夏の暑さ、そして、長雨の影響で価格が1割から2割ほど高くなっているということです」
宮崎市のこちらのスーパーでは、通常120円から130円のトマトが11日は1玉182円。
葉物野菜も高くなっていて、小ねぎ1束は通常およそ200円のところ、430円となるなど、全般的に野菜の高騰が続いています。
(買い物客)
「安いものをその場で買って、その日のメニューを決める」
「毎年この時期はこれを作るけどなというのが、ちょっとできなかったりするのはある。工夫します。頑張っています」
(まえだストアー 前田陽一朗社長)
「今年に関しては全般的に高いということで、総じて値段が上がっているような感じ。豪雨が降りました、長雨も続きましたというのと、気温が高いというのが一番の原因じゃないかと思っている」
こうした中、店側では小さいサイズの商品を手ごろな価格で提供したり、ふだんは委託している袋詰めの作業を自分たちで行ったり、価格を抑えるための対応に追われています。
一方で、あの「秋の味覚」には、例年とは異なる変化が…
(三浦功将記者)
「高値が続く中で、消費者、秋の味覚を楽しみたいところですが、こちらのサンマは新モノにもかかわらず、これだけの大きさのものが入荷しているということです」
今年のサンマは、例年と比べると大きさが段違い。さらに、海流の影響で豊漁となっています。
(まえだストアー 前田陽一朗社長)
「まずサンマを食べてください!もうこればかりは、本当に今しか食べられない大きさかもしれないので、今のうちに大きいものをおいしく食べてもらうというのがいいかなと思う」
「食欲の秋」を楽しみたいところですが、残暑の影響はまだしばらく続きそうです。