レスリング競技で世界に挑戦する高校生アスリートに注目します。
それが宮崎工業高校レスリング部の2人です。
今月末、ギリシャで行われるU17世界選手権へ出場することになった2人に意気込みを聞きました。

ジュニアオリンピックカップで優勝 U17世界選手権へ

全国大会出場の選手たちをこれまで数多く輩出してきた1966年創部の名門、宮崎工業レスリング部。
「宮工から世界一へ」をキャッチフレーズに部員29人が日々、練習に汗を流しています。

そんななか、世界へ挑戦する選手がこちらの2人。
3年生の田原想羅(たはら そら)選手と木藤陽大(きとう はると)選手です。

2人は、相手の腰から下を掴むことが禁じられているグレコローマンスタイルで、今年4月、横浜で行われたジュニアオリンピックカップでそれぞれ優勝。
今月28日、ギリシャで開催されるU17世界選手権へ出場することになりました。

(田原想羅選手)
「忘れられない大会になった。海外の選手と試合をするが、ドキドキもあるが、ワクワクも結構ある」

(木藤陽大選手)
「みんなにおめでとうと言われて、自分もものすごくうれしい気持ちになった。(世界選手権では)みんなに勝った姿を見せられるように頑張りたい」

同じ学校から同時に2人、世界選手権へ出場するのは宮崎県内で初めて。就任8年目の柴田慎吾監督もよろこびをかみしめています。

(柴田慎吾監督)
「2人が一生懸命、切磋琢磨してやってきたので2人とも優勝できたというのはうれしい。海外が初めてということで、一生懸命戦ってほしい。思いっきり全力で楽しみながらやってほしい」