宮崎県内では、これから熱帯夜が続く見込みで、県民からはこんな声も…。

(県民)
「エアコンをつけていますけど、寝るときにはなるだけあまりつけないようにはしてるんですけどね。エアコンはどうしても体に負担がちょっとかかるんで」

夜間の最低気温が25度を上回る熱帯夜。
そんな夜に欠かせないエアコンと疲れの関係について、精神科医で早稲田大学睡眠研究所の西多昌規所長は次のように指摘します。

(早稲田大学睡眠研究所 西多昌規所長)
「睡眠の後半はレム睡眠というのが結構多くて、このレム睡眠中は人間は体温調節が苦手。女性や老人で筋肉量が落ちている人は冷房で冷えることによる体のだるさを感じやすい」


西多所長によりますと、エアコンの設定温度やパジャマを変えるなどして体が冷えすぎないようにするのがおすすめだということです。



(早稲田大学睡眠研究所 西多昌規所長)
「女性が寒すぎるというパターンが多いと思う。エアコンの設定を少し、1度上げるとか、長袖長ズボンのパジャマを着る、あるいは、布団を少し厚手にするとか、そのような対策が必要」


昼だけではなく、夜間も適切な熱中症対策が大切です。

一方、西多所長は体が冷えすぎるからと言ってエアコンの設定温度を上げ過ぎると、「暑くて眠れなくて寝不足になる。また、最悪の場合には熱中症になるおそれもある「として、上手にエアコンを使ってほしいと話しています。