高校サッカー宮崎県大会は、いよいよ、5日に決勝です。
全国の舞台に進むのは、日章学園か、都城農業か。決勝を前に両チームの戦力を分析します。
3年ぶりの選手権出場を 日章学園

3年ぶりの選手権出場を目指す第1シードの日章学園。
準決勝では長年のライバル、鵬翔と対戦しました。
日章学園は、果敢に相手ゴールに攻め込み、2対1で勝利。3年ぶりの決勝進出を果たしました。
(日章学園 工藤珠凛主将・3年)
「いい距離感といい判断で相手を翻弄して、パスサッカーで相手陣地に攻め込む場面も多かったので、そこは評価できるところだと思う」

攻撃の中心 FW・石崎祥摩選手とMF・金川羅彌選手

日章学園の攻撃の中心となるのがこの2人。
FWの石崎祥摩選手は、身長180センチと恵まれた体格をいかしたパワフルで、ダイナミックなプレーが持ち味です。
(日章学園 石崎祥摩選手・3年)
「自分が点を決めれば自然とチームの勢いもつくし、そういった面では点を取る部分にこだわって、チームに貢献してチームを勝たせれるようなプレーをしていきたい」


そして、もう一人は、MFの金川羅彌選手。
来年春からテゲバジャーロ宮崎への加入が決まっている金川選手は、正確なパスと、状況判断でゲームをつくりながら積極的にシュートを狙います。
(日章学園 金川羅彌選手・3年)
「目指すところは全国制覇というのがあるので、県大会は圧倒して優勝したい」


37年ぶりの決勝進出 都城農業

対するは、37年ぶりの決勝進出となる都城農業。
2回戦で第2シードの日南学園を破り勝ち上がってきました。
(都城農業 德重瑠佳主将・3年)
「泥臭さというか、全員がスライディングしてまで止めるという、体をぶつけて競り合いも負けない、そういう都農の泥臭さの部分が出せたと思う」

準決勝では小林秀峰と対戦。
延長までもつれますが決着はつかず、PK戦を制して決勝進出を果たしました。
左サイドからの攻撃 MF・盛田康世選手とFW・竹之下皓星選手

都城農業の特徴は左サイドからの攻撃。
MF・盛田康世選手の正確なクロスで前線への攻撃につなげます。
(都城農業 盛田康世選手・3年)
「僕がサイドぶち抜いて、クロス上げて、アシストしたい。声を絶やさずに、自分たちの雰囲気で日章学園にのまれないように頑張りたい」


また、そのアシストを受けゴールに繋げるのが竹之下晧星選手。
スピードにのったドリブルが持ち味で、今大会、5試合で5ゴールをあげています。
(都城農業 竹之下皓星選手・3年)
「次の日章戦では、シュートチャンスも少なくなってくると思うので、そのわずかなチャンスをものにして、リードされても諦めなければ勝てるので、絶対に諦めずに全力で戦っていきたい」


パワフルに戦う日章学園か、泥臭く戦う都城農業か。
いよいよ、5日、全国への切符をかけた運命のキックオフを迎えます。
宮崎県大会の決勝は、5日、新富町で行われ、MRTでは決勝の模様をテレビとインターネットで生中継します。