サッカーJ3・テゲバジャーロ宮崎、台風のため延期となっていた愛媛FCとの試合が、27日、ホームで行われました。

ユニリーバスタジアム新富で行われた愛媛FCとの試合。
珍しい平日開催ということもあり観戦は無料で、多くのサポーターがかけつけました。

また、会場には、10月21日、水頭症のため亡くなった工藤壮人選手の献花台が設けられ、多くのサポーターが追悼しました。

(サポーター)
「愛媛から(来ました)。昔からすごく活躍されていたのは知っていたので、お花だけでもと思って」
「工藤選手が、私たちサポーターに対しても、選手にも力をくれると思うので、今日の愛媛戦絶対勝ちたいです」

試合前には、工藤選手の背番号9のユニフォームを身に着けた選手たちが登場し、黙とうが捧げられました。

試合は、テゲバジャーロがいきなり見せます。
前半4分、大熊のミドルシュートで先制。
さらに、その4分後、徳永のスルーパスにFWの北村が反応しシュート。
リードを2点に広げます。

しかし、相手の愛媛FCは、去年までJ2の舞台で戦っていた強豪。すぐに追いつかれ、前半を2対2で折り返します。

後半14分、テゲバジャーロは、下澤がゴール前で混戦となったボールを流し込み、逆転に成功。
このまま逃げ切りたいところでしたが、後半44分、同点に追いつかれ、試合終了。

ホーム2連勝とはなりませんでしたがサポーター、そして工藤選手に果敢に攻めるテゲバジャーロの姿を見せました。

(テゲバジャーロ宮崎 代 健司キャプテン)
「今日勝ち切れなかった分いい報告ができなかった分、次節勝つために、いい報告をするためにというのは、工藤選手が言ってたみたいにどんな時も前向きにというふうに考えを変えられた」

(今季初ゴール・テゲバジャーロ宮崎 北村知也選手)
「ようやくですね、長かったですけど。嬉しかったが、試合勝ち切りたかったので、まだ工藤選手に勝利を届けれてないので、ホームで次勝てるように頑張っていきたい」