後輩たちにとっての「道しるべ」

制度自体は30年以上前からあるヘルスキーパーですが、導入している企業は全国でも少なく、県内では現在2社にとどまっています。
(旭化成アビリティ ヘルスキーパー 小林千浩さん)
「卒業していく先輩方を見てて、すぐに職に就ける人というのはいなくて、どうしても時間が空いてしまったりとか、3年間必死に勉強しても、なかなかその次に繋げづらいところがある」

小林さんはヘルスキーパーの認知度向上を通して、視覚障害者の雇用機会を広げていきたいと意気込んでいます。

(旭化成アビリティ ヘルスキーパー 小林千浩さん)
「一番は後輩たちにとっての『道しるべ』ではないが、将来の選択の幅を広めてあげたいところが自分の中であるので、ゆくゆくはいろんなところにヘルスキーパーの取り組みが広まっていって、いろんなところでそういう人たちの受け入れ先が増えていくといいのかなと思う」


旭化成アビリティでは、グループ内のほか事業所にもヘルスキーパーの導入を検討しているということです。
※MRTテレビ「Check!」4月8日(火)放送分から