ブロッコリーやキャベツなど、宮崎県内で畑の野菜が大量に食い荒らされる被害が今年、相次いでいます。その犯人は身近な生き物でした。
(農家 福重太陽さん)
「もうだいたい被害に受けましたね」

綾町の農家、福重太陽さん。
今年に入りブロッコリーとキャベツが、食い荒らされる被害にあっている。
ブロッコリーを見てみると、ほとんんどの葉がぼろぼろになってしまっている。
(農家 福重太陽さん)
「ここがこれからとるところなんですけど、もう勢いがなくなっちゃいますね、これだけ食べられたら。ちゃんと大きいやつは、この倍くらい育つんですけど」

ブロッコリー本体は食べられていないものの、周りの葉などが食べられ、出荷できる状態のものでも通常と比べて小ぶりになっているという。
被害にあっていないものと比べると一目瞭然だ。


また、多くのキャベツも被害にあっている。
今年、キャベツは半分ほどが出荷できなかったという。
(農家 福重太陽さん)
「これまで(農家を)14年やってたんですけど、(被害が)多い年はあるんですけど、ここまで多いのは初めてですね。多いときよりさらに倍くらいな。今年は対策しても被害を受けるという感じで」


福重さんだけでなく、今年はこの一帯すべての農家が、被害にあっているという。
畑の近くを見回ってみると、すぐにその犯人が現れた・・・