宮崎県都城市に伝わる奇祭「かせだうり」は、一部地域で毎年、行われているものですが、全国的に珍しい伝統行事です。
今回、「かせだうり」のルーツを取材しました。

顔を黒く塗った男たちが扮する「福の神」

顔を黒く塗る男たち。その表情は真剣そのものだ。

(渕 雅顕記者)
「真っ黒の顔の男たちが民家に入っていきました。一体これから何が行われるのでしょうか!」

「かせだうり」の舞台となるのは、地域住民の自宅。
都城市の一部地域に伝わる「かせだうり」は、五穀豊穣や無病息災などを祈願し、毎年、小正月の1月14日の夜に行われる。

主役となるのは、顔を黒く塗った男たちが扮する「福の神」だ。