今月26日の「文化財防火デー」を前に、宮崎市清武町では、国の史跡に指定されている安井息軒旧宅を火災から守る訓練がありました。
飫肥藩士で江戸時代末期の儒学者、安井息軒の生家で行われた21日の訓練には、あわせておよそ35人が参加。
(宮崎市安井息軒記念館職員)「あれは何だ、火事だ!大変だ!通報します」
訓練は、近くの山林から出火した火が、旧宅へ延焼の可能性があるとの想定で行われ、施設の職員が、消防に通報した後、直ちに初期消火にあたりました。
そして、駆けつけた消防団や消防職員が一斉放水を行うとともに、けが人などがいないか、情報収集を行いました。
宮崎市消防局などでは、こうした訓練を通して、貴重な文化財の保護に努めていきたいとしています。