今年9月、宮崎市で開催された人気アイドルグループ「日向坂46」の野外音楽イベント「ひなたフェス」について、シンクタンク「九州経済調査協会」は、宮崎県の経済波及効果が32億7000万円に上ると発表しました。
シンクタンクの「九州経済調査協会」によりますと、今年9月に宮崎市で開催された「ひなたフェス」の経済波及効果は、九州全体で43億3000万円、このうち、宮崎県は32億7000万円でした。
来場者の宿泊日数は「2泊」が3割以上と最も多く、「4泊以上」も1割以上いました。
宿泊者のうち、およそ4分の1が宮崎市以外に宿泊したほか、1割が鹿児島県に宿泊していて、宮崎市だけでなく、県内外に消費が広がったということです。
九州経済調査協会の秋野隆士研究員は、県と市町村が一体となってPR事業に取り組んだことなどから、ファンが県内を幅広く訪問し、宮崎の魅力発信にもつながったと分析しています。
(九州経済調査協会調査研究部 秋野隆士研究員)
「単に1グループのライブに参加したというだけではなくて、地域全体を味わう総合的なコンテンツとして機能した。広域的な魅力の発信につながった」
「ひなたフェス」には、2日間で4万人が訪れていました。







