台風14号により、三股町では土砂崩れが発生し、1人が病院に運ばれたほか、都城市では水没した車から男性が発見され、その後、死亡が確認されました。

県などによりますと、19日午前7時20分ごろ、三股町長田で土砂崩れが発生しました。

この土砂崩れにより小屋が押しつぶされ、40代の男性と連絡が取れなくなりました。



警察や自衛隊が男性が土砂崩れに巻き込まれた可能性があるとみて捜索しました。

(三浦功将キャスター)
「時刻は今2時40分をまわったところです。被害にあったと思われる男性が消防関係者の手でゆっくりと運ばれています」

現場からは男性1人が発見され、その後、死亡が確認されました。

また、消防によりますと、19日午前7時半ごろ、都城市高城町で、地元の消防団が道路をパトロール中、水没した車両を発見。

消防が、車両の中にいた近くに住む山下悟さん(68歳)を救助しましたが、その後、死亡が確認されたということです。

当時、現場は、冠水していて、水深1.5メートルほどだったということです。


また、台風との関係は不明ですが、19日午前4時10分ごろ延岡市北方町の路上で、近くに住む柴田壽美さん(71歳)がうつぶせの状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。

当時、現場周辺は1.4メートルほど冠水していたということです。


このほか、県や各市町村によりますと、強風により転倒するなどしてあわせて21人がけがをしたということです。