結婚や出産の機運を盛り上げます。
男女の出会いや子育てを応援するイベントが宮崎市で開かれました。

宮崎県が開いたイベントには、婚活中の男女や親子連れなどが参加。

まず、県内で婚活や子育てを支援している個人や団体が表彰されたあと、全国で活動する婚活コンサルタントが「結婚に至る男女がしていること」をテーマに講演しました。

このほかSNSの総フォロワー数が200万超えの保育士、てぃ先生のトークショーもあり、訪れた人たちが熱心に聞いていました。

(てぃ先生)「周りと無理に合わせたりとか、比較する必要はないんじゃないかなという大前提ですね」

県内の婚姻数はコロナ禍前までの3年間はおよそ4600件で推移していましたが、去年は3592件に減少。

また、去年の合計特殊出生率は、過去最低に迫る1.49で、県は再来年までに1.8台に引き上げることを目標にしています。

出生率を増やすためには、まずは婚姻数を増やすことが重要ですね。

イベントで講演した全国で活動する婚活コンサルタントの澤口珠子さんによりますと、婚活成功の3原則はこちらです。

(1)活動量を増やす、
(2)求める条件を見直す
(3)自分に合う婚活サービスを見直す
です。

1つ目、結婚に向けた活動量では、結婚している人は、日常生活でアンテナを張っていたか、マッチングアプリを活用していたか、友人の紹介を受けていたか、全て結婚していない人より多く活動しています。また、2つ目、求める条件は、「清潔感・衛生面に配慮している」は、未婚者の方が気にしている人が多く、「自分や家族のことを何よりも優先してくれる」は、既婚者の方が気にしている人の方が多いです。

条件を絞りすぎると自ら出会いの機会を減らす危険性があるということでした。

そして3つ目、主な婚活方法としては、結婚相談所、婚活パーティー、友人の紹介などさまざまありますが、今は対面とオンラインを組み合わせて活動するのがおススメということでした。

婚姻数を増やすためには、結婚するつもりの人が確実に結婚してもらうことも重要ですが、あまり将来のことを考えていない人に、「結婚っていいな」、「結婚して健やかな家庭を築きたいな」と思ってもらうことも重要だと思います。