より実践的な避難訓練を実施しようと、宮崎県門川町の中学生と高校生による検討会が開かれました。

門川町役場で開かれた検討会には、町内の中学生と高校生、それに教諭の11人が参加しました。

26日は、まず、京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教が、今月8日に発生した地震について解説。
外出先での津波のリスクについて事前に調べることが大切などと伝えました。

このあと、生徒たちは町内の小中学生を対象に12月に実施される、南海トラフ地震を想定した下校時一斉避難訓練の内容について検討。

山下助教にアドバイスをもらいながら、火災の発生や橋の被災で避難の途中、通れない道があるなどこれまでと違ったイレギュラーな想定を組み込みこむことを決めました。

(参加した生徒)
「同じような避難訓練にならないようになって、より実際に発生した時に役に立つのでよかったかなと思う」

(京都大学防災研究所宮崎観測所 山下裕亮助教)
「訓練は失敗した時じゃないと振り返らないので、何がだめだったかって、そこからどうしたらいいか考えると思うので、そういう機会につながっていったらいいんじゃないか」

門川町は、より実践的な訓練を通して、災害時に備えたいとしています。