サッカー元日本代表で、J1浦和レッズのフォワード、宮崎市出身の興梠慎三選手が、今シーズン限りで、現役を引退することを発表しました。

(浦和レッズ 興梠慎三選手)
「今年で現役を引退することを決断しました。20年間という現役生活でしたけど、いろいろな方に支えらて、ここまでやってこれたと思ってます」

サッカーJ1、浦和レッズの興梠慎三選手は、38歳の誕生日を迎えた31日、記者会見を開き、今シーズン限りで現役を引退することを発表しました。

宮崎市の宮崎東サッカースポーツ少年団から、宮崎市立東大宮中学校、鵬翔高校に進学し、高校卒業とともに、Jリーグの鹿島アントラーズに入団。

2014年 宮崎

2013年には、浦和レッズに移籍して、絶対的なエースに成長。アジアチャンピオンズリーグでは、2度のアジア制覇に貢献しました。

また、Jリーグでは2012年から、史上初となる、9年連続2ケタゴールを決め、さらに、今年3月に決めたゴールで、18年連続ゴールを達成。
この記録ももちろん、史上初の偉業達成となりました。

2014年 宮崎

Jリーグ通算ゴールは、歴代2位の168ゴール。これは現役選手では最多となっています。

日本代表には、2008年に初招集。2016年のリオデジャネイロオリンピックにはオーバーエイジ枠で選出され、ナイジェリア戦での得点は、宮崎出身選手としての「オリンピック初ゴール」となりました。

興梠選手は引退理由について「自分の力でチームは勝たせられないというのが正直な気持ち」と答え、引退後については監督の道に進みたいと語りました。

(浦和レッズ 興梠慎三選手)
「浦和レッズの監督になって、自分が取れなかったJリーグタイトルをとりにいきます」


※MRTテレビ「Check!」7月31日(水)放送分