8月15日は終戦の日です。終戦から77年、宮崎市では太平洋戦争の戦没者らの霊を慰める終戦記念奉告祭がありました。

終戦記念奉告祭は、宮崎市の県護国神社で毎年、8月15日の終戦の日に開かれていて今年は、遺族らおよそ100人が参列しました。

奉告祭では、戦時中、飢えなどに苦しみながら亡くなった戦没者の御霊を慰めようと神前に水と米が捧げられた後、巫女による舞が奉納されました。

参列した遺族は、戦争で命を落とした家族をしのびながら、戦時中の記憶を思い起こしていました。

(遺族・兄が太平洋戦争で戦死91歳)
「電気の明かりは(外に)漏れるから風呂敷をかぶせていた。戦争はね二度としたらだめよ」

(遺族・父が太平洋戦争で戦死81歳)
「語り継いでいくのが我々の義務だと思うんですけど、戦争は絶対にしてはいけない、そういう思いは強く思っています」

参列者たちは、戦没者の霊を慰めるとともに平和への誓いを新たにしていました。