シーガイアを運営するフェニックスリゾートの株式を取得したアメリカの投資会社の日本法人の代表らが、18日、新体制での会見に臨みました。
会見では、ファミリー層をターゲットにした施設の改修案が示され、今後、温泉施設の拡大や客室の改装などが予定されているということです。
シーガイアを運営する「フェニックスリゾート」は、先月31日、セガサミーホールディングスがすべての株式を売却し、親会社がアメリカの投資会社「フォートレス・インベストメント・グループ」に変わりました。
(フォートレス・インベストメント・グループ・ジャパン 山下明男代表)
「再生は終わって、次は成長段階だ」
18日は新体制となって初めて会見が開かれ、「フォートレス・インベストメント・グループ・ジャパン」の山下明男代表とフェニックスリゾートの社長に就任した山本俊祐氏ら6人が出席しました。
(フォートレス・インベストメント・グループ・ジャパン 山下明男代表)
「ここが良くなって、県民の皆さん、市民の皆さんが喜んでもらうのが、私どもにとっても重要なミッションと思う」
そして、会見では今後の経営方針などを発表。
山本氏は、夏休み期間でもある8月の利用客増加を目指し、ファミリー層の需要を強化するため施設の改修に乗り出すことを明らかにしました。
(フェニックスリゾート 山本俊祐社長)
「3階のプールやキッズスペース、客室に関してファミリールームにするという意味ではないが、多人数対応を進めたい」
計画で示されたのはまず、3階のフロアです。
(三浦功将記者)
「今回の改修案では、比較的活用されていない3階のフロアを家族連れでも楽しめるスペースにしたいとしています」
このほか、計画案には温泉施設「松泉宮」の拡張、そして、2人部屋の客室を家族連れでも泊まりやすい部屋に改装すること、さらに、1階のレストラン「パインテラス」の客席数を増やすことなどが盛り込まれているということです。
(フェニックスリゾート 山本俊祐社長)
「こういう素晴らしい立地で重要なハードがあるので、より多くの人に楽しんでいただける懐の深いリゾート施設を目指していきたいと考えている」
昨年度の決算は、開業以来初めて2期連続で増収増益の黒字を達成したフェニックスリゾート。
宮崎を代表する観光施設が新たな転換期を迎えます。
具体的なスケジュールはまだ未定だということですが、これからどのような施設になるのか県民としても楽しみな部分です。