宮崎県内各地のかんしょの産地で「サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)」が発生していることを受け、宮崎市で対策会議が行われました。
「サツマイモ基腐病」は、カビの一種である糸状菌が原因でイモの茎や実が腐る病気で、県内では4年前から発生が確認されています。
9日は、農業関係者や酒造メーカーなどからオンラインでの参加も含めおよそ120人が出席し、対策会議が行われました。
会議では殺菌効果のある薬剤による土壌消毒などが示されたほか、感染拡大を防止するためのチェックリストが配布されました。
(宮崎県農政水産部農産園芸課 木佐貫守課長補佐)
「農協、市町村の方々含めまして、関係機関と一緒になって周知をして、再度、この防除意識を高めて総合的に取り組んでいただくということが重要かと思っております」
県では今後、海外での発生状況や対策なども参考にして、収束に向けた取り組みを進めたいとしています。