県立病院への貸付金をめぐる動きです。
今年度、50億円を貸し付ける3つの県立病院の経営について、宮崎県はチェック体制を強化するためプロジェクトチームを立ち上げました。
県は、赤字が続く3つの県立病院の経営改善を図るため、今年度の一般会計当初予算に貸し付け金、50億円を盛り込んでいます。
この貸し付け金をめぐって議会側から経営改善計画を疑問視する意見が相次いだことを受け、14日、河野知事はチェック機能を有するプロジェクトチームを立ち上げたことを明らかにしました。
プロジェクトチームは、日隈副知事をトップとして収支計画を点検したり、病院長への聞き取りを実施したりして経営状況を管理するということです。
(宮崎県 河野俊嗣知事)
「これまで以上に踏み込んで病院経営を責任を持って関与し、県全体として高度で良質な医療を安定的に提供していくという県立病院としての使命を果たしていきたい」
県は、プロジェクトチームの点検結果について、9月と2月議会で報告することにしています。