家庭の事情や不登校などの理由で中学校で十分に学べなかった人たちの「学び直しの場」となる夜間中学校が、宮崎県内で初めて宮崎市に開校し、22日、入学式が行われました。

宮崎市の市教育情報研修センターに開校した「宮崎市立ひなた中学校」。

16歳以上で中学校を卒業していない人や、卒業していても不登校などで十分に学ぶことができなかった人たちの「学び直しの場」として設けられた県内初の夜間中学校です。

第一期生は10代から70代までの男女あわせて17人で、22日は入学式が行われました。

(新入生代表あいさつ 川尻元さん・26歳)
「私は中学校時代、さまざまな理由から、学校に馴染むことができませんでした。ひなた中学校での生活を通して、私と似たような体験をした人たちに一度失敗したとしても、諦めてほしくないというメッセージを伝えられるような生徒でありたいと思います」

(フィリピン出身 長友・リリべス・メンドサさん)
「小さいときは、働いてきました。だから中学校は夢でした。なんでも勉強したいです」

学校では23日から授業が始まり、今後、運動会や修学旅行などの行事も予定されています。