JR宮崎駅前の「アミュプラザみやざき」の昨年度の入館者数は、新型コロナの5類移行などを追い風に、1156万人と前の年度を上回りました。

JR宮崎シティの山崎慎介社長に好調の理由や今後の展望を聞きました。

(丸山敦子記者)
「オープンから入館者数、売り上げ高ともに伸ばしてきているアミュプラザみやざき。地域のランドマークとしてさらに期待されます」

アミュプラザみやざきの昨年度の売上高は78億円で前の年度より5億円増加。

また、入館者数は1156万人で前の年度より49万人増えいずれもオープンから過去最高となりました。

(JR宮崎シティ 山崎慎介社長)
「昨年がちょうど3周年を迎えまして、4年目に突入した年でした。昨年度を振り返ってみますと、外的な要因としてはコロナが(5類に)移行したということで、人の動きが徐々に出てきたということもあろうかと思います。加えて、話題性のあるポップアップショップの誘致によりお客様にご支持いただいた」

(限定ショップの買い物客)
「都会(の店に)行ったことがあるんですけど、人が混んでいてあまり買えなくて、今回スプラトゥーンのイベントがあると聞いて買ってみようかなと」

そして、昨年度は週末を中心にさまざまなイベントを開催。
「アミュひろば」の稼働日数も前年度より70日ほど増え、170日となりました。

(JR宮崎シティ 山崎慎介社長)
「昨年度は、地域の皆様に『(アミュひろばに)来たら何か楽しいことをやっていそう』というイメージが定着した年ではなかったかなと感じています」

今年、宮崎市の中心市街地はNTT広島ビルの一部が新たな複合施設に生まれ変わるなど転換期を迎えます。

こうした中、アミュプラザみやざきは、街との連携を図りながら、ランドマークとしての役割を果たしたいとしています。

(JR宮崎シティ 山崎慎介社長)
「中心市街地エリアとしての価値を高めていくというのが、これから本格的に取り組まないとならないことではないかなと。それぞれの館の強味を伸ばしていく、これが大事だなと思いますので、NTTや商店街の皆さんとそれぞれの強みを生かしながら街中の活性化に向けて取り組みたいというふうに考えています」

昨年度の入館者数ですが、1日平均にすると、およそ3万2000人が訪れているということです。

中心市街地が生まれ変わろうとしているなか、アミュプラザの集客力は今後ますます重要になりそうです。